開発者たるもの、"鶴の一声を言いがちな仲間の顔色を伺うのではなく、いつも心にはお客様" のほうが良いというお話
クライアントファースト、お客様第一。
言葉では分かっていても、実践は中々遂行できていない。
というのは、「製品の有識者」「業界の有識者」である「仲間」が第一関門としてあるからだ。
それは、上司であったり、ステークホルダであったり、先輩であったり、同僚であったり、後輩であったり。
その人たちの中に、様々なファクターで「声が大きい」人がいるというのが、多くの開発現場の実情ではないだろうか。
よくある(?) 話。
開発作業中のレビューや仕様策定において、その「声が大きい」人たちの意見に左右されて、ベクトルがブレてないか?
"鶴の一声" で "提供する価値が変わる" 実情は、本当に "お客様第一" なのだろうか?
有識者であろうが、理想があろうが、情熱があろうが、
突き詰めると....その人は、仲間でありお客様ではない。
製品に対してお金を払って使う立場(お客様)ではない。
開発者として、業界人として、社会人としての矜持が様々な意見を出すだろう。
でもそれは決してお客様としての意見ではないのだ。
そこに立ち返って。
日々の開発業務のベクトルが、あるべき方向に向いているのか?
たまには、自己検査したほうが良い。
開発者として拘りや矜持があったほうが、モノづくりにおいて良いことは多い。
しかし、最終的に、本当に大事なモノゴトはなんだろうか、という所を見失わないようにしたいですね。